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2008/12/13 - 押して駄目なら引いてみな

僕は考えを改めなければなりません。僕は今まで極力ゲームを積まないよう努めてきました。一度ゲームを始めたら、どれだけクソであろうが何であろうが、作品の行く末を見届けるのが遊び手としての責務だろうと。

しかし僕は考えを改めなければなりません。今年の一極集中した発売ラッシュに加えて『Far Cry 2』、『Fallout 3』と長い時間を要する作品が重なった。そして何より『Far Cry 2』がつまらなかった！そんな事情が重なって、僕はとうとう『Far Cry 2』をクリアしないまま、『Fallout 3』に現を抜かしてしまった。

しかもそれだけでは終わらなかった。『Fallout 3』を暫く続けた後、色々と用事が重なり一ヶ月も遊ばない期間が続いてしまった。そして今日に至り久しぶりに起動してみるも、もう一ヶ月前の興奮はそこにはなかった。

時同じくして知り合い筋から「『Far Cry 2』結構イケるよ」という話を聞いて、んなバカなとその時は軽く聞き流したつもりだったが、次第に沸々と『Far Cry 2』への興味が沸き戻ってくるではないか。そして試しに起動して遊んでみたら・・・　面白かった。

僕は『Far Cry 2』をマップ移行の部分でギブアップしていましたが、実はそこから今までの流れでは考えられないような、起伏のあるまともな展開が繰り広げられる予定だったのですね。その手前でやめていた己のなんと間抜けな事か。船をMK19を使って護送するシーンなんて、『Far Cry 2』らしからぬ興奮を覚えたぞ。

だから僕は考えを改めなければなりません。積むってのも1つの手だと。その作品をおいしく頂く為の熟成期間なのだと。逆に余りに無理してクリアを目指すのは、ゲームをする目的を履き違えている上、そこから得るものも大して無いと。未だに基本は最初から最後まで見届けるを心情にしたい僕だが、状況によってはそうしない事もゲームとの付き合い方として十分成立するのだと。

なので入れ替わる事になった『Fallout 3』は、再び遊ぶ動機が出来るその時まで、少しの間眠ってもらう事にしよう。そして改めて久しぶり『Far Cry 2』。マップ移行イベントが一通り終わり、早くも以前のかったるいゲームプレイに戻りそうな臭いがプンプンしているが、そうならないことを祈って、また暫くの間お手合わせ願う。