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2009/01/25 - まるで成長していない・・・?


遅ればせながら『F.E.A.R. 2 : Project Origin』のデモをやりました。前情報や最近のMonolithの方向性から見て、前作から大して変化なさそうでそこまで期待していなかったのですが、予想以上にそのまんまでした。絵が綺麗になった事を除けば公式拡張パックと呼んでも差し障り無いレベル。まぁまずはデモを頭から終わりまで撮ったのでそれを見てもらう事にして・・・

デモをやった限りではSlo-moを使って時を遅くしながらのシューティングや良く動いて賢いAI、SFと勘違いジャパニーズ・ホラーのミスマッチな融合、無機質なアートワーク等など良いところも悪いところも含めて全部一緒。唯一前作で槍玉にあがっていた単調さだけは、このデモからでは図りがたしかな。Monolithのことだからこのデモも、それ専用に製品版のホットスポットを切り貼りしてこしらえたものだろうし、実際はこんなイベント目白押しな展開にはならないでしょう。

逆に製品版までこの調子ではそれはそれで問題。デモでは戦闘よりもドッキリイベントの比重が大きくて、殆ど銃を撃たなかった気がします。今更みえみえのビックリ箱ホラーやられてもちぃーーっとも怖くないんだけどねー。自己顕示欲の強いお化けだこと。

グラフィックスは方々で言われているように、クオリティは上がりつつも快適な動作も望めるバランスで、前作ような極端な重さはありません。しかし逆に言えば初代『F.E.A.R.』のような当時のグラフィックス水準に対して贅沢なリソースを使う、なんて事もしていない。例えば前作で特徴的だった壁面や弾痕のParallax mappingは今回全く見当たらないなど、よりコンソールに合わせた調整。重くは無いけどその分同世代の他のゲームとも大差ないです。

そんなわけでこの『F.E.A.R. 2 : Project Origin』のデモは、前作と一緒の一言で済ませられてしまう内容でした。短いデモなのでこれだけで製品版をも判断するのは早計と言いたいところですが、ただ今までMonolithの作品でデモの印象から大きく外れた事はないので製品版も同じような感じなんだろうなぁ。

元々Monolithって所自体がそこまで新しさを追いかける気質のあるところではないんですが、何せ前作から4年経っているからなぁ。4年間あれば『Far Cry』が『Crysis』になるからねぇ。それと同水準を求めるわけではないけれど、しかしここまで一緒だとこの期に及んでまだこれをやるかって思ってしまう。『Condemned 2: Bloodshot』は前作からの変化がそれなりにあったぞ?

Almaの可愛さがアップしているのは良し。その辺はオタク集団Monolithだから抜かりはないね!

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