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2009/04/20 - ストラァイダアアアァァァーじゃねぇぇぇー!


昨日は横浜で開港150周年記念のプレイベントでLa Machineのパフォーマンスがあったので観に行きました。2体の巨大グモが17日に横浜港に漂着し大暴れ。しかし彼等は横浜の文化に興味を示し、18日には調教に成功。19日に改めて横浜の散歩する!というストーリーらしい。

La Machineとは巨大なロボットを操り街中でパフォーマンスを行うフランスのアート劇団。僕も以前からその存在を小耳に挟んでいましたが、今回が初来日で何やら巨大グモが横浜の街を練り歩くらしい。先に行った知り合いも絶賛していたので、引越し作業で忙しい所を無理を承知で行ったら成る程、これは凄かった。

ラ・マシンが日本上陸|横浜開港150周年記念テーマイベント

La Machineの概要は横浜開港150周年記念の公式サイトの動画を見るのが一番だと思います。ちょっと演出がたるいですが最後まで見れば今までどんな事やって来ていたのかがわかるはず。僕が知っていたのは映像にある少女の巨大人形で、それにせよ他の象やキリンや黒人にせよ、今までの活動を見るに民芸色が強いという印象を抱いていました。

ところが今回来た巨大グモは一変して非常にメカチックであり、操縦席やアームの鉄骨もむき出しで、人形というより、よりロボットに近い様相。口や尻から水を噴いたり炎が立ち上がったりと事前情報よりよっぽど順当なエンターテイメントをしていました。洋ゲーマー的に見ると『Half-Life 2』のストライダーそのもの。つい「ストラァイダアアアァァァー!」と叫びたくなる。

でも洋ゲーマーに限らず日本にとっては以前のゾウさんキリンさんよりも、こちらの方が受け入れやすかったんじゃないかな。人が操縦するメカが轟音鳴り響かせながら動くのは、正にアニメの巨大ロボット、或いは特撮の巨大怪獣そのもの。それらが好きな人にとっては一際たまらないかもしれません。

僕個人にとっても久しぶりに単純に「スゲー」って思わせられました。曲がりなりにも何か批評じみた事をしていると、どうしても物事を斜に構えて見てしまう部分があるのですが、今回のはそういうものを全部吹っ飛ばしてくれました。人間自らよりも巨大なものには無力というか。

後は夢がありますね。巨大ロボットなんて実現できるわけないじゃん、みたいなやさぐれた諦観ばかりがが蔓延している今日この頃、それを乗り越えて形にしてしまう姿に夢を感じます。或いは若かりし頃の純真無垢だった自分を思い出すと言うか。僕に限らず、今回"俺達の青春"をフラッシュバックしてしまった大きなお友達は結構居るんじゃないでしょうか。

また小さい子も大勢来ていましたが、彼等は逆に夢を形にする姿をここで感じ取って、将来自らの道を生きる時の心の素養になってくれればそれ以上の事はありません。と、奇麗事でまとめてみるのでありました。

La Machine直々の大掛かりなイベントは今回限りらしいですが、4月25日からのメインイベントでもパフォーマンスをするようなので、興味のある方はそちらに行ってみても良いかもしれません。ただ具体的な内容はまだ分からないので各自ちゃんと調べてね。

最後に写真撮りまくったので幾つか掲載。




























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