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2009/09/28 - 秀才バットマン


『Batman: Arkham Asylum』始めました。Christopher Nolan監督の一連の新生映画版の歴史的大成功で今をときめく『Batman』シリーズですが、このゲーム版も想定外の大ヒットでキャラゲーの歴史を変えるとまで言われんばかりの勢い。先に発売されたコンソール版だけでも既に販売本数が250万本を超えたという話ですから、キャラゲー抜きにしても大成功とみなして間違いないでしょう。

さてその肝心な中身ですが一言で表そうとすると中々難しく、色々なジャンルから個々の要素を拝借してきて、それらが組み合わさって一つの作品になっているとでも言いましょうか。ただ全体的にとても丁寧に作られているという点は確かであり、また現代のゲームのトレンドを敏感に察知した、"分かっている"作品だとも感じさせます。


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2009/09/23 - 水と油


ちょっと前ですが、『Uber Soldier 2』クリア。全体的な質はやはり欧米のA級作品とは劣りますが、逆に最後までB級道を貫いたという点では潔いゲームでもありました。グラフィックスは大した事は無いしストーリーはへっぽこだし、挿絵も拙いし、だけどシューティングは良く出来ているかなぁーと言う、B級ゲーマーのツボを程よく捉えた構成であると言えましょう。

また本作は僕が支持している他のオールドライクシューター同様、一部がやたらと癖の強い作品でもあります。そしてその癖の強さ故に、本来想定された遊び方以外の遊び方が見えてくるようなゲーム。それは単に開発者の能力の無さとして片付けられてしまったらそれまでなのですが、しかし実はこういった不協和音こそオールドライクシューターのオールドライクシューター足りえる重要な要素と言えるかもしれません。今回はB級ゲーと言うかオールドライクシューターと、現代のメジャータイトルの違いについて前回とは違う切り口で考えてみたいと思います。


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2009/09/15 - 超えられない壁


『ラブプラス』やっています。最近はクリアする間もなく次々ゲームを買い漁っていたので、結構溜まってきていてヤバイですね。これから年末商戦に向けて次々大作が発売されるのにどうすれば良いのでしょう。しかし『ラブプラス』だけは外せなかった。『Dream Club』もやったんだから、本作を外して良いわけがない。この為にDSも買いましたよ。僕もついにDSデビューです。

一時期は頑なに洋ゲーに固執する時もありましたが、最近はツボを刺激してくれそうな作品ならジャンルや何処産であるかは特には問わないという考えになってきています。但しそのツボの中で僕が特に重視しているのが高い没入感を得られるかという点なので、結果として遊ぶのはそれが大きく発達している欧米の作品中心にならざるをえない。


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2009/09/09 - 昔気質のジレンマ


『Wolfenstein』が相変わらずクラッシュするし、Forumであちこち報告されていてもパッチは出ないしでどうしようもありません。どうしようもないので『Uber Soldier 2』に浮気です。ロシアのBurut Creative Teamの『Uber Soldier』の続編で、ナチスのユーベルメンシュをテーマにした、『Return to Catsle Wolfenstein』のクローン作品。

ロシア、そして超人を題材にしたゲームとくれば中身はB級ですっとこどっこいというのは昔の話で、最近では徐々にではありますが質が上がってきています。勿論グラフィックスだとか演出面は欧米に大きく溝を開けられたままですが、しかし逆に言えば市場としてグラフィックスや演出に対する欲求が少ないからこそ、オールドライクのシューターは今日の欧米よりも活気がある様に思えます。


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2009/09/04 - 落書きは落書き


ギャラリーの落書きの項に二枚追加。『Dream Club』の魅杏ちんに『Call of Juarez: Bound in Blood』のThomasお兄さんです。こういう頭カラッポな絵を描くのはあまり良くないのだけれど、今本腰入れて描いている作品がかなり長丁場になりそうなので、たまにこういう安直な道に逃げてしまうのですね。

僕は作品の良し悪しはその意味性や目的性が一番大事で、外見的特長は後からついて来るものだと思っています。なので僕は絵柄に拘りは殆ど無いし、寧ろ作品の方向性に応じて180度変えられる位が理想なのですが、逆にこういう方向性のない絵を描くと途端に平凡になってしまうわけです。

なのでそういう絵はしっかりと方向性を定めた作品とは差別化して落書きと称しているわけですが、しかし本来ならば一目に見せる以上己の責任は常に最大限に背負うべきで、それが出来ていないのを落書きと言って言い逃れする位なら見せない方が良い。まーただ理屈としては確かにそうなのですが、現実的には折角描いたのだからと、こうして載せたい欲求に抗えない部分もあるんですよ。そこが僕の甘い所なんだな・・・




2009/09/04 - 『Assassin's Creed』の出涸らし


『Wolfenstein』が途中でクラッシュするバグに遭遇してお預け。という事で『Prince of Persia』を再開。そしてクリア。うーん、結局良いところも悪いところもUbi Montrealらしい作品でした。見た目の引きの強さと言うか見せることに対する仕事っぷりは毎度のように超一流。一方ゲームの内容は簡単・単調の極みで二流以下。

但しそれでも『Assassin's Creed』や『Far Cry 2』は失敗していながらも、次世代のゲームデザインの開拓という大義名分があった分厚みがありました。しかし本作の場合は『Assassin's Creed』の功罪を殆どそのまま引き摺っているも当然で、尚且つ次世代志向の『Assassin' Creed』に対して本作は従来路線という消極的なスタンスをとっており、それが印象をより薄っぺらいものにしてしまっています。


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