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2009/01/28 - セガールの方ではない

 

『Call of Duty: World at War』のイデオロギー臭さに辟易したのと同時に、とあるゲームを思い出しました。パレスチナで開発されたFPS、『Under Ash』です。今回はその続編の『Under Siege』のデモ版をやってみました。イスラエルとパレスチナ間の紛争をモチーフにした、タイムリー過ぎる作品。


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2009/01/28 - イデオロギーが塊魂


『Call of Duty: World at War』クリア。最後は日本への原爆投下の映像で終わり、その後出てくる「60 MILLION LIVES WERE LOST AS A RESULT OF WORLD WAR II 」のテロップの白々しい事。ここまで舐めきった事やるのなら原爆投下の場面もプレイヤーに操作させれば良いのに。それが「正義」というのなら何を躊躇う必要がある?「正義」の為ならいかなる残虐な行為も許されると今までしつこいくらい言ってきたくせに!

いやーいつになくイデオロギー色の強いゲームでした。戦争物のゲームには須らくそれがあるとは言え、本作は他にも増してドギツイ。それは日本兵が敵として出てくるから、と言う訳では個人的にはありません。確かに神風特攻隊の場面ではオエッとなる事もありましたが、それは本作以外でも共通してある事だし、本作の日本兵像もまた良くも悪くも今まで通りで、本作のみの突出したものは無い。寧ろ作品全体での復讐や残酷さを際立たせた演出そのものがイデオロギー臭さと直結しているように感じられます。


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2009/01/26 - あんまりいじめちゃかわいそうだよ



『Call of Duty: World at War』をプレイ中です。期待は全然していなかったのですが、これが存外に面白い。

始めに断っておくと僕は元々『Call of Duty』シリーズが嫌いです。もっと言うとWWIIもののFPSが好きではなく、このジャンルのFPSは何故かクリプト多重によるレールライドアクションと化している物が多く、それが僕には決定的に肌に合わない。

この最右翼に『Call of Duty』シリーズがあるわけで、これはWWIIではないけれど『Call of Duty 4: Modern Warfare』は本当に酷かった。演出最優先でプレイアビリティを犠牲にし、その演出意図にそぐわない行為をするプレイヤーは容赦なく殺す。何かもうこれなら自分で操作せずに開発者の理想のプレイを映像に収めてそれを眺めるだけでいいじゃんと思いましたね。


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2009/01/25 - まるで成長していない・・・?


遅ればせながら『F.E.A.R. 2 : Project Origin』のデモをやりました。前情報や最近のMonolithの方向性から見て、前作から大して変化なさそうでそこまで期待していなかったのですが、予想以上にそのまんまでした。絵が綺麗になった事を除けば公式拡張パックと呼んでも差し障り無いレベル。まぁまずはデモを頭から終わりまで撮ったのでそれを見てもらう事にして・・・

デモをやった限りではSlo-moを使って時を遅くしながらのシューティングや良く動いて賢いAI、SFと勘違いジャパニーズ・ホラーのミスマッチな融合、無機質なアートワーク等など良いところも悪いところも含めて全部一緒。唯一前作で槍玉にあがっていた単調さだけは、このデモからでは図りがたしかな。Monolithのことだからこのデモも、それ専用に製品版のホットスポットを切り貼りしてこしらえたものだろうし、実際はこんなイベント目白押しな展開にはならないでしょう。


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2009/01/25 - Far Cry 2 レビュー

Far Cry 2 レビュー

時間が取れずにちっとも更新できなくて、苦汁を舐めさせられる日々が続いておりましたがやっとこさ出来上がりました。『Far Cry 2』のレビューです。

記事でも冒頭で触れましたがこの作品に断定的な評価を下すのは本当に難しく、一応自分なりにまとめてはみましたが、これは本作のある一面を切り取っているに過ぎません。自身が作品から感じられるものを一番信じるべきでしょう。ただやるからには辛抱してせめてゲームの65%くらいまでは進めてみてね。


 
2009/01/18 - 真性ハリウッド型ゲーム



『Gears of War 2』をやっています。といってももう終盤なのですが、本作はPCゲーマーとコンソールの確執の象徴のようなゲームですね。カバーシステムに軸足を置いたシューティングの設計がコンソールでは革新的なシステムとの支持を得て、PCへの移植も強く期待されていましたが、いざ移植されてみるとPCで遊ぶには余りにもヌルくて大味な作りと受け止められ、コアゲーマー層を中心に予想外の不評を買っていました。

かく言う自分もPCでやった前作は好意的に受け止めていませんが、本作はあれからより自らの立ち位置を明確にしたようで、好き嫌いは別としてこの作品の役割というものには納得できた気がします。


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2009/01/15 - 私的Game of the Year 2008

私的Game of the Year 2008

完全に時期を外してしまいましたが、一応自らのけじめとして書いておきました。思っていたよりネガティブな内容になってしまいましたが、これは2007年の後の年として仕方が無い事だと思っています。

08年に発売されたゲームに限定しなければ、個人的には08年のゲームライフは充実していましたよ。大体35本位遊んだと思いますが、過去の作品で掘り出し物が多かったかな。『The Wheel of Time』とか『Darwinia』とかね。

『The Wheel of Time』は後々に類似作である『BioShock』、『System Shock 2』、『Clive Barker's Undying』、『Clive Barker's Jericho』等と合わせてレビューしていきたいなという構想があるのですが、さていつになるのやら・・・


 
2009/01/14 - そして誰もいなくなった



『Far Cry 2』2周目終了。このゲームは遊び倒しましたよ。まぁそうは言っても元々中身スカスカなゲームなので、只管自明の事を繰り返すのみなのですが、その繰り返しが意外とイケるというのがこの作品の不思議な所です。言うなれば熱中とは程遠いのだけれど、中毒って言葉を使うと何かしっくりくるような。

この熱中と中毒の何処が違うのだと言われると説明するのが難しく、それを厳密に測量したくて僕は2周もしたわけです。その甲斐あって大筋把握できたような気がするので、その辺は後日レビューでまとめるつもりです。

そういうわけであまりここに書きすぎるとレビューでのネタがなくなってしまうのですが、つくづく地味なゲームだなと思いますね。じっくり観察するとAIは仲間を助けようとしたりと複雑な事をやっているし、マラリアとSicknessレベルもダッシュの息切れの速度に関連していたりするし、ゲーム開始時に選ぶ主人公によってNPCの台詞も変わったりとすんごーく地味な所が作りこまれている。


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2009/01/12 - ラブレター



ご無沙汰しております。いやぁー、やっと出来上がったよ。『ラブレター』って題で、毎度の様に最近自分が見聞きした物が露骨に登場しています。オタク丸出しな安易な引用の仕方は改めないとなぁと思いつつ、今回はこういう形になりました。

本作では主にクリスティーナの世界(アンドリュー・ワイエス)、The Jackalと炎(Far Cry 2)、そして少女(ジャポニズム)を引用してきています。説明しすぎるのも野暮な事なのだけれども、要はこれらをキーワードとしながら、アメリカを中心とした国際不安を自分なりに捉えてみる、というのがコンセプト。


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2009/01/06 - 謹賀新年

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。もう少しでサイト開設から一月経ちますが、これからも引き続き運営していきますので宜しくお願いします。

年始は結局先月終わりに言っていた絵を描くのに費やしてしまいましたね。まだ終わらん。今週中にはできそうだけど・・・

後は昨年のまとめも早々とやってしまいたいですね。昨年のゲームを買った分まだ全て遊びきれていないという問題がありますが、もっと大局的に昨年はこんなムードの年だった、程度でまとめようかと思っています。
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