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2009/03/30 - 田舎っぺ世にはばかる


『Grand Theft Auto IV』です。コンソールで発売されてから約1年。内容は散々耳に入ってきていましたが、それや今までの同シリーズの経験上、PCで尚且つ日本語で遊んだ方が良かろうと思ってずっと買い控えしてきました。やっとです。

とりあえず序盤を少しやってみましたが、やはり本作は紛う事なき『GTA』ですね。絵作りの仕方とかユーモアとか、ミッションのデザインとかは確実に前作からのDNAを引き継いでいる。ただその一方で前作との違いを大きく感じるのもまた事実です。


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2009/03/30 - クソ映画と傑作映画2


『Dragoball Evolution』程前評判が悪かった映画は珍しい。今や世界的人気コンテンツである『ドラゴンボール』を、あそこまで改変したイメージにしてしまっては仕方が無い事のようにも思える。今から思えばこの作品はあの時点からそれこそ世界的な罵詈雑言を浴びせられる宿命にあったのかもしれない。公開された後もその勢いは留まる事を知らず、国内でも稀代の駄作(ネタ)として定着しつつある事は、皆さんも既に良くご存知であるはず。

一方の『ウォッチメン』は日本での知名度は低く、かくいう僕も公開直前になるまでその存在すら知らなかった内の一人。しかし本国アメリカでは、原作のアメコミはかの『Batman: The Dark Knight Returns』と並び称される傑作中の傑作。またこの2作はほぼ同時期に出版され、その映画版もまたしかり。評価も原作、映画共々互角に争う出来だとかで、まさに運命共同体とでも言うべき間柄である。昨年『The Dark Knight』に感銘した僕としてはこれを観るのも最早必然。結果として国内公開初日に劇場へ足を運ぶ事になった。

一昨日はこの駄作と傑作を同時に観てきたので、今回はその内の『ウォッチメン』の感想です。


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2009/03/29 - クソ映画と傑作映画1


『Dragoball Evolution』程前評判が悪かった映画は珍しい。今や世界的人気コンテンツである『ドラゴンボール』を、あそこまで改変したイメージにしてしまっては仕方が無い事のようにも思える。今から思えばこの作品はあの時点からそれこそ世界的な罵詈雑言を浴びせられる宿命にあったのかもしれない。公開された後もその勢いは留まる事を知らず、国内でも稀代の駄作(ネタ)として定着しつつある事は、皆さんも既に良くご存知であるはず。

一方の『ウォッチメン』は日本での知名度は低く、かくいう僕も公開直前になるまでその存在すら知らなかった内の一人。しかし本国アメリカでは、原作のアメコミはかの『Batman: The Dark Knight Returns』と並び称される傑作中の傑作。またこの2作はほぼ同時期に出版され、その映画版もまたしかり。評価も原作、映画共々互角に争う出来だとかで、まさに運命共同体とでも言うべき間柄である。昨年『The Dark Knight』に感銘した僕としてはこれを観るのも最早必然。結果として国内公開初日に劇場へ足を運ぶ事になった。

昨日はこの駄作と傑作を同時に観てきたので、今回はその内の『Doragonball Evolution』の感想です。


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2009/03/27 - 塊めるだけ


『ビューティフル塊魂』クリア。最終ステージでは宇宙に飛び出し、太陽系を跨いで星を取り込んでいく壮大なスケールの展開に。今までステージクリアの証として宇宙に浮かべてきた塊もここで一挙に集い、正に総集編という感じ。作品の締め方としては非常に上手い演出です。

加えてスタッフロールの扱いも面白かった。スタッフロールにどんな意義を見出すかは人それぞれだと思いますが、本作は「ぶっちゃけ退屈じゃね?」という事で縦スクロールのシューティングゲーム仕立てにしてしまっています。ただその中でちゃんとオールキャストが登場するようになっていて遊びながら余韻に浸れる作りになっているのが良かった。忙しくて横のスタッフ名を見る暇は一切ないけど。


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2009/03/24 - Mob Ties Tokyo Demo


Mob Ties Tokyo 公式サイト

外人さんにとって日本並びに東京は、町中をヤクザが闊歩し、そこかしこに仏像や鳥居が立ち並び、空を見上げてみれば幾多のネオン看板が夜を彩る、そんな素敵空間だ。フジヤマ、ゲイシャ、ヤクザにハラキリ、そしてOTAKU・・・ 普段我々が外国を見る時にどうしてもエキゾチックな部分に目が行ってしまうように、外人さんも日本をその様な目で見てしまうのは仕方が無いかもしれません。

それでも最近はそんな"勘違いジャパン"が炸裂するようなゲームは減少傾向にあります。EIDOS辺りが相変わらず怪しい表現をする事がままありますが、メジャー級のゲームの日本観は少しずつですが改善されているようです。


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09/03/23 -
言いがかりだよ姉さん!

4Gamer - 徳岡正肇のこれをやるしかない! / 第6回:「S.T.A.L.K.E.R.」でZONEをさまよってみるしかない

4Gamerは徳岡正肇氏による不定期連載、今回はあの『S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl』の話。ロシア正教やソビエト共産主義体制をキーワードに、『S.T.A.L.K.E.R.』を民族学的に解釈しています。

4Gamerは一時韓国産MMOに傾倒しすぎていましたが、少し前からPCゲームへの回帰や業界話を取り扱い始めて、ようやく方向性を取り戻しつつあります。

しかしながら今回の記事は些か言いがかりが過ぎるというか、結論ありきという感じで論旨がしっかりしていない。極個人的な感想として見る限りは良いと思いますが、果たしてこの内容で他の人々から興味を得られるのだろうか。少なくとも僕はあまりピンと来なかった。


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2009/03/23 - iPhoneゲームレビューはじめました


Robo Logic, TETRIS, Silent Hill The Escape レビュー

iPhoneゲームレビューはじめました。先月からiPhoneを使い始めたのですが、これのアプリケーションが面白いのなんの。iPhoneからダウンロード購入で手に入れるそれは、『駅すぱあと』みたいな便利ソフトから、iPhoneを銃と見立てて撃つマネをすると実際に音がなる『Shotgun Free』のような一発ネタまで実に様々。特に後者は115円からという安い価格帯から、まるでデジタルガシャポンみたいな感覚で楽しむ事が出来ます。

その中でも特にゲームというジャンルは特別な位置にあるようで、他のジャンルを遥かに凌駕する量のコンテンツが日夜リリースされ続けています。最近ではコナミから『Metal Gear Solid Touch』が発売されたように、大手ゲームメーカーも続々と参入してきており、今後大いに発展する可能性のあるプラットフォームと言えるでしょう。


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2009/03/20 - Cryostasis: Sleep of Reason レビュー

Cryostasis: Sleep of Reason レビュー

『Cryostasis: Sleep of Reason』のレビューが出来上がりました。ちょっと褒めすぎかなー。どうも僕は一旦気に入ると入れ込んじゃうからマズイね。後Mental Echoについてだとかはレビューで書きそびれた事も結構あるので、更に突っ込んだ話を読みたい方は日記の方を参照してください。

最後にスクリーンショットを幾つか載せましょう。この作品は一見地味ですが画面の至る所に神経が張り巡らされており、何処を撮っても絵になるのが素晴らしい。ゲームのグラフィックスって単純なテクノロジーの高度さ云々とは別に、静止画として撮った時に映えるかどうかってのも優劣が間違いなくあると思うんですね。


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2009/03/16 - 燃えるようなその瞳は悲しみの光に満ちている


先週の話になりますが『Cryostasis: Sleep of Reason』をクリア。FPSの可能性の高さを今一度思い知った作品でした。FPSが持っている他のゲーム的要素を全て削ぎ落としてドラマの描写だけに焦点を当てる。しかも所謂ハリウッド的なエンターテイメント性も消し去り、独り言のように黙々と語るのみ。

FPSというよりも一人称視点がそういったものを描くポテンシャルを持っているという事は既に皆気づいている。ただ色々な理由があって西側の開発者達はそれのみに徹底する事が出来ない。しかし本作はそれをやってのけてしまったのが凄い。


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2009/03/16 - “高橋名人”という社会現象――高橋利幸氏、ファミコンブームを振り返る

Business Media 誠:“高橋名人”という社会現象――高橋利幸氏、ファミコンブームを振り返る(前編) (1/5)
Business Media 誠:16連射、ゲームは1日1時間の裏側――高橋利幸氏、ファミコンブームを振り返る(後編) (1/5)

ハドソンの"高橋名人"こと高橋利幸氏が東京大学福武ラーニングシアターでした公開講座の記事。高橋名人なので当然子供文化としてのファミコンという定義で語っているのですが、それを前提とした上で子供というコミュニティから飛躍し、どうやってファミコン文化を社会に定着させて行ったか、ゲームを認められる文化にしていったかのくだりが面白い。また現代のゲーム事情に対しても高橋名人の立場から批判的に語っており、注目です。



2009/03/14 - 怨念もまとめて冷凍パック


引き続き『Cryostasis: Sleep of Reason』をプレイ中。独特の美意識に裏打ちされた世界観が魅力的で、非常に楽しんでおります。

しかし展開自体は『Condemned: Criminal Origins』も真っ青なくらい平坦・単調であり、しかも『Condemned: Criminal Origins』のように戦闘が面白いわけではないので相当人を選ぶゲームであるのは間違いない。本作は云わば遭難船North Wind号という廃墟を探検するゲームであり、廃墟には当然ながらワクワクドキドキのアトラクションは無いわけで、そういうものを期待すると肩透かしを食らうでしょう。


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2009/03/11 - 時をかけるランヤーニン


先日『Cryostasis: Sleep of Reason』が届いたので早速プレイ。この作品は東欧の作品という点とそのプロットの奇抜さから発表当時から密かに注目していたわけですが、実際に出来上がった品が『S.T.A.L.K.E.R.』以来の傑作と評価されたわけですから、これは見逃す理由がありません。ただ日本の輸入店で中々販売されないのに痺れを切らして直輸入に頼ったので、手に入れるのにここまで時間が掛かってしまいましたが・・・

ただプレイしてすぐさま期待値を上げておいただけのものはあったと認識。まだ最初のチュートリアルを終えたばかりですが、本作のそれは一般的なチュートリアル以上の仕上がりで、基本的なゲームシステムの理解と同時に、作品テーマの要約にもなっていると思いました。


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2009/03/09 - 連絡先について

以前から連絡先が分からないからとわざわざPixivやXbox Liveを使って連絡してくる方が居ましたので改めて明示しておきますが、このサイトの連絡先は" "ですので、ご意見・ご要望・苦情・クレームの類はこちらにお願いします。一応今までもトップページの最下段に記載していたのですが、見つけられない方が多いようなのでLinkのページにも同じように記しておきました。



2009/03/08 - 塊めて始まり塊めて終わる


Xbox 360で『ビューティフル塊魂』をやっています。ちょっと前にiPhoneで『塊魂Mobile』をやってそれが良くできていたので、360版も手にとってみました。

成る程ね。微細なバランス調整が利いた紛う事なき和製ゲームだ。『THE iDOLM@STER』程ではありませんが、可愛い見た目して中身は結構骨のある難易度に仕上がっています。


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2009/03/07 - 「パマギーチェ」を日本語で叫ぶ


Zooから『S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky』の完全日本語版が発売されたので購入して、日本語を満喫しながら遊んでいます。最近このような昔かたぎの代理店から完全日本語版がリリースされるのはめっきり減ってしまった上、久しぶりのその手のゲームが『S.T.A.L.K.E..R.: Clear Sky』とくれば買わずにはいられません。日本にも根強いファンが居る作品だし、本作の方はまだユーザー主導による日本語化がされきっていなかったから売れると見込んだのかな。何にせよ、本作の日本語化を敢行したZooには拍手。これで少しでも本作に触れる人が増えるのに期待したい。

但し本作はほぼ全ての要素が前作『S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl』をプレイしている事を前提で作られているので、いきなり本作から遊ぶのは相当敷居が高いというか多分何処が面白いのか分からないと思います。また大小様々なバグに常に苛まれる事になるので、愛着が湧けない人はそれだけで遊ぶのが苦痛になる恐れもある。なので今から始めて尚且つ日本語が良いという方は、まずは前作の英語版を購入して日本語化MODを適用し、それからもっと遊びたいと思ったら本作の日本語版を手に取るって形が良いのではないでしょうか。


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2009/03/05 - 決して良い意味で使われない"普通"


こないだ『F.E.A.R. 2: Project Origin』を終えたので一応感想を書きたいと思います。しかしわざわざレビューという形にする気にならないのでここを使って簡単まとめて済ませてしまいます。

まぁ平凡なゲームだったこと。致命的な問題点があるわけでもなくどの要素も一応平均以上ではあるのですが、逆に言うと突出した点もなくてどれも横並び。決め手が欠けたままそこそこの盛り上がりで進み、そこそこな按配で終わる。実に普通。だが得てしてものの評価で"普通"という表現は決して良い意味では捉えられない。本作もその然りで、普通故に駄目なゲームでした。


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2009/03/03 - 失楽園3


Galleryに一枚追加。タイトルは『失楽園3』。

テーマは前の『失楽園2』と一緒と書いておけば後は言わずもがなですが、あの作品をここで公開しPixivで消されたと愚痴った時に、「落語で言う所の考えオチみたいに描いてみては」というアドバイスをくれた方が居たのでそれを意識してみましたよ。どう?どう?少なくともこれなら消される事は無いでしょう。前はやられてしまったが今回はそうはイカのキンタマって奴だ!


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2009/03/01 - Pixivフェスタ・・・


今日はPixivフェスタへ行ってきました。一応Pixivのようなサービスが主体の展示会というのは今までにない試みなので、どういったものになるのかという興味がありました。また僕自身Pixivを利用している者の一人としても見逃せないしね。

いやぁしかし・・・、これはアリかナシかで言えばナシですね。言ってしまえば美大生の道楽の個展・グループ展と同レベル。そもそもその個展・グループ展なんてものは大半が自己満足を満たす行為に過ぎないと言い切ってしまえば、Pixivフェスタも少なくとも当人達は好きでやっているようなムードは感じ取れたのでそれで良いじゃないかとも思います。ただ見に来た人に価値や発見を十分与えられるものであったか、ネットという垣根を越える事で新しいコミュニケーションを築けていたかと問うと甚だ疑問。今回はそのアリかナシかのナシの部分を書いていきます。


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